この記事はこんな方に向いています
- 中国滞在中もGeminiを途切れさせずに使い続けたい方
- 出張や駐在の最中でも、SNSをストレスなく開きたい方
- 中国で確実に繋がるVPNの選び方を押さえておきたい方

リサーチに文章の下書き、企画のネタ出しまで。Geminiをはじめとする生成AIは、いまや毎日の暮らしを支える相棒と呼べる存在になりました。
ところが、中国本土ではGeminiが検閲の対象となっており、通常の接続方法ではアクセスが弾かれてしまうのが現状です。


そこで本記事では、中国国内から安全にGeminiへ接続する手順を、VPNが初めての方でもつまずかないよう順を追ってやさしく解説します。
現地で検証を繰り返してきたVPNの最新状況も併せてまとめました。サービスを選ぶ際の参考にどうぞ。
専門家監修コンテンツ
この記事は、現地在住者の生の声をもとにまとめた、信頼性の高いコンテンツです。
紹介するVPNはいずれも時点で、中国本土での接続可否を現地から実際に確認できたサービスだけ。
20社以上のVPNを使い込んできたRamune VPN専門チームが監修にあたり、確度の高い情報のみを選び抜いてお伝えします。
ご不明な点やご質問は、お問い合わせフォーム・公式SNS・公式GeminiのDMより、どうぞ遠慮なくお寄せください。
中国でGeminiが開けない理由とは?原因はグレートファイアウォール
想像以上に厳しい中国のネット規制
中国では「グレートファイアウォール」という国家規模のネット検閲システムが昼夜を問わず動き続けており、オンラインサービスへの接続が隅々まで管理されています。
グレートファイアウォールとは
グレートファイアウォールとは、中国政府が運用している巨大なインターネット検閲の仕組み。政府の方針にそぐわない情報へのアクセスを遮断する役割を果たしています。中国の万里の長城(グレートウォール)になぞらえて「防火長城(グレート・ファイアウォール)」と呼ばれ、「金盾(きんじゅん)」という呼び名も持っています。
出典:「CyberSecurity.com」
この検閲網が立ちはだかっているため、中国本土ではGeminiはもちろん、X(旧Twitter)やFacebookなど世界中で使われているSNSにも接続できない状態が続いています。
なお、Google自身も中国本土をGeminiの提供対象地域に含めていません。規制と提供エリアの両面で、そのままでは利用できない仕組みになっているわけです。
中国からGeminiに繋ぐなら「VPN」が欠かせない

中国国内でGeminiを使うために、絶対に外せないもの。それがVPNです。

VPNの仕組みを解説
VPNは、暗号化した仮想の専用トンネルを通して通信を行い、安全性をぐっと高める技術です。
インターネット上の住所ともいえるIPアドレスを、海外など別の地域のものに差し替えられるのが特徴。盗聴やハッキングといった危険から、通信の中身をきちんと保護できます。
多くのオンラインサービスは、IPアドレスから利用者の所在地を割り出してアクセスを制限しています。逆にいえば、VPNを挟むだけで、本来なら遮断されるサービスにも支障なく接続できるということです。
つまり、VPNで日本のサーバーに繋げばIPアドレスが日本のものに変わり、中国にいながらGeminiを使えるというわけです!

ここからはNordVPNを例に、日本サーバーへ接続するまでの手順を順番に確認していきます。
中国で安定稼働するVPNは数えるほどしかありません。そのなかでもNordVPNは、信頼性・通信速度のどちらにおいても一歩抜きん出た評価を得ているサービスです。
ステップ1:VPNで日本サーバーに繋ぐ

NordVPNの場合、画面を数回タップすれば日本サーバーへの接続はすぐに終わります。
ステップ2:Geminiアプリを立ち上げる

※出典:「Gemini」
日本サーバーに接続できたのを確かめたら、Geminiアプリを開きましょう。やることはこれだけです。
ステップ3:Geminiを思いきり活用する

中国でGeminiを使う際によくある質問

日本で作成したGeminiアカウントは中国でも利用できる?
先に答えをお伝えすると、日本で登録したGeminiアカウントは中国でもそのまま利用可能です。
ただ、中国本土では新規登録や設定変更がスムーズに進まないことも少なくありません。必要な設定は出発前に終わらせておくか、VPNに繋いだ状態で操作するのが無難でしょう。
無料VPNでも問題なく使える?
当サイトでは、安全性に不安が残るため、無料VPNの利用は推奨していません。
その理由は次のとおりです。
無料VPNのデメリット
無料VPNの問題点
- 使えるデータ通信量にきつい上限がある
- 接続先として選べるサーバーがごくわずか
- セキュリティ対策が十分とはいえない
- Geminiが安定して動作する保証は一切ない

さらに、無料VPNには以下のような危うさも隠れています。
無料VPNに潜むリスク
無料VPNのリスク要因
- 運営会社の素性が見えないサービスは、予期せぬトラブルを招く原因になりうる
- 広告の表示やユーザーデータの販売を収益源にしている事例も多い
- 個人情報が外部に流出し、思いもよらない被害を受けるおそれがある
- ユーザーが集中すると速度が大きく低下し、実用に耐えなくなることも


それでも無料VPNを使いたい場合は、上記のリスクを十分に理解したうえで、必ず自己責任のもとで判断してください。
無料で使えるVPNのうち、比較的信頼できるサービスとして名前が挙がるのはProtonVPNです。以前はAtlas VPNも候補でしたが、2024年4月にサービスを終了し、NordVPNへ統合されました。
機能や通信面に制約はあるものの、セキュリティに関しては一定の安心感があるところが強みといえます。

中国でGeminiを快適に使えるVPNはどれ?
VPNを選ぶときに注目したいポイントは、通信速度の安定性と、日本サーバーの充実度の2つです。
主要VPNの日本サーバー台数を比べてみた
日本国内のサーバー展開状況
- Pure VPN(計108台を設置)
- NordVPN(81台が稼働)
- Express VPN(2台を配置)
- Surfshark(1台を用意)
- Private VPN(1台を運用)
- vyprVPN(1台を提供)
※サーバー台数は各社の増設・再編で変わるため、契約前に公式サイトで最新の数字をご確認ください。
そして何より大切なのが、中国本土で実際に動いているかどうかという実績です。
なかでもNordVPNは、規制の回避に強いShadowsocksという先進的な技術を採用。中国からの接続でも切れにくい安定感を備えています。
コスパ重視なら、どのVPNがベスト?
為替レートによって変動するため言い切ることはできませんが、支払額に対する満足度で比べるなら、Surfsharkがいちばん手を出しやすい選択肢として支持を集めています。
まとめ:中国からGeminiを使うなら第一候補はNordVPN

中国本土では、Geminiをそのまま開くことができません。しかし、実績のあるVPNをひとつ準備しておけば、日本にいるときと変わらない快適なネット環境を確保できます。
滞在中も日本のGeminiや動画配信サービスを存分に楽しみたい方は、中国での接続実績がしっかりしたVPNを出発前に契約しておくこと。これが最善の備えです。

