【プロが解説!】12VPNの機能や特徴、評判を徹底的にレビュー!

【プロが解説!】12VPNの機能や特徴、評判を徹底的にレビュー!

「中国に行ってもLINEやGoogleを普段どおり使いたい」という人にとって、現地で確実につながるVPNは死活問題です。

その候補として根強い人気を持つのが、今回取り上げる「12VPN」です。
検閲が厳しい環境でも安定して動く数少ないサービスのひとつとして知られていますが、その一方で機能面では物足りなさも目立ちます。

結論から言えば、12VPNは「初めてVPNを使う人」や「中国在住者」にこそ向いた製品です。
キルスイッチが無いことやトレントの制限など弱点もはっきりしていますが、操作のわかりやすさと検閲突破力は本物です。

この記事では、実際の使用感をもとにセキュリティ・速度・料金まで掘り下げてレビューしていきます。

なお、トレントや動画配信サービスの解除まで含めて万能に使えるVPNを求めるなら、後半で紹介する代替サービスのほうが満足度は高いはずです。

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当レビュー記事は、これまでに20社以上のVPNを利用・検証してきたRamune VPNの専門チーム監修のもと、責任を持って制作しております。

ご不明な点等ございましたら、お問い合わせフォームもしくは公式Twitter/ InstagramのDMにて、お気軽にお問い合わせくださいませ♪

12VPNの基本スペックと総合評価

評価項目 内容
総合スコア 5.8 / 10
最安月額 5.99ドル(年間プラン契約時)
サーバー設置国 25カ国
同時接続台数 無制限
暗号化方式 AES-256
ログ保持 一部の接続記録を30日間保持
返金保証 14日間
中国での利用 対応(最大の強み)
トレント 専用2サーバーのみ可
キルスイッチ 非搭載

ご覧のとおり、12VPNは尖った長所と無視できない短所が同居したサービスです。
次の項目からは、この表のひとつひとつを具体的に検証していきます。

 

12VPNのメリット・デメリット

ここまでの検証を踏まえ、12VPNの良い点と惜しい点を整理しておきます。
導入を迷っている人は、この両方を見比べて自分の用途に合うか判断してみてください。

メリット

  • とにかく操作がシンプルで初心者に優しい
  • 中国をはじめ検閲の厳しい国でも安定して使える
  • アメリカ版を含むNetflixの視聴に対応
  • ルーターへの設定にも対応している
  • リーク対策などプライバシーの基本がしっかりしている

デメリット

  • キルスイッチが搭載されていない
  • サーバー設置国が25カ国と少なめ
  • ライブチャットによるサポートがない
  • トレントが2サーバーに限定されている
  • 一部のログを30日間保持している

長所はどれも「使いやすさ」と「検閲突破」に集約され、短所は「機能の少なさ」と「プライバシーの詰めの甘さ」に集約されます。
何を重視するかで評価が大きく分かれるサービスだと言えるでしょう。

 

最大の武器は「中国で途切れない」こと

12VPNを語るうえで外せないのが、中国の検閲システム下でもきちんと動作するという点です。
中国ではいわゆる「グレートファイアウォール」によって多くのVPNが遮断されますが、12VPNはテスト中どのサーバーに接続しても安定してつながり、切断やブロックに悩まされることはありませんでした。

そもそも中国でVPNが弾かれやすいのは、通信の特徴を解析して「これはVPNだ」と判定するディープパケットインスペクションが働くためです。

12VPNがこの壁を越えられるのは、後述するShadowsocksやvMessといった通信を偽装できるプロトコルを備えていることが大きく関係しています。
検閲を意識した設計になっているわけです。

ひとつ注意したいのは、中国周辺に設置されたサーバーの数が決して多くないという事実です。
それでも実際の速度は実用に耐えるレベルで、サーバーに極端な負荷がかからない限りは快適に使えるでしょう。

中国国内のサイトについてはVPNを介さずアクセスしたほうがスムーズなケースもあるため、用途に応じて使い分けるのが賢い方法です。

 

セキュリティとプライバシーの実力を検証

「検閲を突破できる=安全」というわけではありません。
ここでは暗号化や情報漏れ対策といった、本来のVPNとしての守りの硬さを確かめていきます。

銀行や軍も採用するAES-256暗号化

12VPNは、通信の暗号化に業界標準のAES-256を採用しています。
これは世界中の金融機関や軍が機密情報を守るために使っている方式で、現実的な時間内に解読することはまず不可能です。

土台となる暗号化の部分はしっかり押さえられており、ここに不安はありません。

選べるプロトコルの豊富さ

対応プロトコルの幅広さも12VPNの見どころです。
一般的なものに加えて、検閲回避に強い偽装系のプロトコルまで揃っており、利用環境に合わせて使い分けられます。

対応している通信プロトコル一覧

  • OpenVPN
  • IKEv2
  • L2TP/IPSec
  • PPTP
  • SSTP
  • OpenConnect
  • vMess
  • WireGuard
  • Shadowsocks

定番のOpenVPNやWireGuardはもちろん、ShadowsocksやvMessといった通信を隠すための選択肢があるのは心強いポイントです。
これらは速度と検閲耐性のどちらを優先するかで切り替えられるため、シーンに応じた最適化が可能です。

DNS・IPリーク対策は合格点

実際にリークテストを行ったところ、DNSリーク・IPリークともに問題は検出されませんでした。
ここは多くのVPNが取りこぼしがちな部分なので、規模の小さいサービスでありながらしっかり対策できている点は評価できます。

匿名性を保ったまま安心して通信できると言えるでしょう。

見逃せない弱点はログと機能不足

一方で、手放しで褒められない部分もあります。12VPNは接続時刻・IPアドレス・データ使用量といった情報を30日間保持しており、完全なノーログとは言い切れません。
プライバシーを最重視する人にとっては気になる仕様です。

さらに痛いのが、回線が切れた瞬間に通信を遮断してくれる「キルスイッチ」が存在しないことです。
VPNが不意に落ちたときに本来のIPアドレスが露出してしまうため、機密性の高い作業には不向きです。

加えて、2つのサーバーを経由する多重接続やTorとの併用といった上級者向けの機能も用意されていません。

基礎は固いものの、応用力に欠けるというのが正直な評価です。

 

通信速度とサーバー網はどうか

VPNを選ぶうえで速度は無視できない要素です。12VPNは合計25カ国にサーバーを構えていますが、その大半がアメリカとヨーロッパに集中しています。
最大の売りが中国での性能であることを考えると、この配置は少々もったいない印象を受けます。

とはいえアジア圏のユーザーにも逃げ道はあります。香港をはじめ、タイ・台湾・韓国といった拠点があるため、中国周辺に住む人でも比較的良好な速度を確保できます。
逆に、アフリカや南米にはサーバーが用意されていないため、これらの地域が拠点の人は別のサービスを検討したほうが無難です。

肝心の速度そのものは「悪くはないが、トップクラスでもない」というのが実感です。
家庭での視聴やネットサーフィン用途なら十分ですが、大容量データを頻繁に送る人には力不足です。

 

動画ストリーミングはどこまで楽しめる?

サーバー数が限られているにもかかわらず、12VPNは多くのサーバーでNetflixの視聴に成功しました。
HuluやKodiといった他の配信サービスにも対応しており、特に世界最大級のライブラリを誇るアメリカ版Netflixに問題なくアクセスできたのは大きな魅力です。

画質については、一般的な回線環境であればHD再生は問題なくこなせます。
ただし4K(UHD)での視聴となると、よほど高速な回線と、サーバーが空いている時間帯という条件が揃わなければ厳しいでしょう。

配信特化のVPNと比べると見劣りする場面もありますが、中国からアメリカ版Netflixを開きたいといったニーズには十分応えてくれます。

 

トレント(BitTorrent)には不向きという現実

少し前まで、12VPNはトレントを一切許可していませんでした。
現在は専用の2サーバーに限り安全に利用できるよう改善されていますが、この2台に利用者が集中しがちで、満足のいく速度を出すのは難しいのが実情です。

そもそも対象外のサーバーでトレントを行うとアカウントが停止されるリスクもあるため、ファイル共有を主目的にするなら12VPNは選ぶべきではありません。
トレント重視で似た価格帯のVPNを探しているのであれば、TorGuardのほうがはるかに快適に使えます。

 

対応デバイスと拡張機能の対応状況

12VPNはWindows・Mac・Linux・iOS・Androidと主要なプラットフォームをひととおりカバーしています。
前述した同時接続台数が無制限である点と組み合わせれば、家族全員の端末をまとめて保護することも可能です。

さらにChrome用の拡張機能やルーターへの対応も用意されています。
DD-WRTまたはOpen-WRT対応のルーターがあれば、家庭内ネットワーク全体を一括で守れます。

ただし、これらの設定手順を解説する公式チュートリアルが用意されていないため、ルーター導入は自力で調べながら進める必要がある点には注意してください。

全体として、12VPNはVPN初心者をターゲットにした作りになっており、直感的に操作できるシンプルな画面はその狙いをよく体現しています。
難しい設定を避けたい人には扱いやすいサービスです。

 

料金プランと支払い方法

12VPNの価格は業界平均にほぼ沿った水準です。
契約期間が長くなるほど割安になる料金体系で、内容を整理すると以下のようになります。

12VPNの料金プランと支払い方法

プラン 月あたりの料金 特徴
1カ月プラン 10.99ドル 気軽に試したい人向け
6カ月プラン 8.99ドル 中期利用でコスパ改善
12カ月プラン 5.99ドル 最も割安な長期契約

どのプランでも同時接続台数は無制限ですが、複数端末を使うときはそれぞれ別のサーバーに接続して競合を避けるのがコツです。決して法外な価格ではないものの、機能やサーバー数の少なさを踏まえると、もう少し安くてもよいと感じるのが本音です。

支払い手段の選択肢は豊富で、匿名性を重視する人にも配慮されています。利用できる方法は次のとおりです。

利用できる支払い方法

  • PayPal
  • Visa
  • MasterCard
  • American Express
  • UnionPay(銀聯)
  • Bitcoin(Bitpay)

ビットコインに対応しているため、個人情報を残さず匿名で支払いたい人にも適しています。
さらに14日間の返金保証が付いているので、まずは実際に使い心地を確かめてから本契約を判断できる点も安心材料です。

 

サポート体制は信頼できる?

残念ながら12VPNにはライブチャットがありません。
とはいえ、問い合わせフォーム経由のサポートは対応が早く、返信までの時間は1時間以内というスピード感でした。

即時対応してくれるチャットがあるに越したことはありませんが、込み入った問題はチケット形式でやり取りするほうが結果的に確実なことも多く、限られたリソースの中でユーザーを大切にしている姿勢は伝わってきます。

公式サイトにはFAQと簡単な使い方の案内はあるものの、トラブルシューティング情報は決して充実しているとは言えません。
困ったときに自己解決できる資料がもう少し欲しいところです。

 

12VPNの始め方

12VPNは公式サイトもアプリと同じく直感的で、導入につまずく要素はほとんどありません。
実際の手順は次のとおり、わずか数ステップで完了します。

登録から利用開始までの手順

  1. 公式サイトにアクセスし、申し込みボタンをクリックする
  2. 希望するプランを選択する(長期契約ほど割安)
  3. メールアドレスなどの情報と支払い方法を登録する
  4. アプリをダウンロードしてログインし、利用を開始する

このように、登録から実際に接続するまでの流れがシンプルにまとまっているため、VPNを初めて契約する人でも迷うことはないはずです。

 

12VPNに関するよくある質問

最後に、12VPNを検討している人から寄せられやすい疑問をまとめました。
契約前の不安解消に役立ててください。

12VPNは中国で使えますか?

使えます。むしろ中国対応は12VPN最大の強みで、検閲環境下でも安定して接続できる数少ないVPNのひとつです。
実際のテストでも切断やブロックは確認されませんでした。

無料で利用できますか?

無料プランはありません。
ただし14日間の返金保証が用意されているため、実質的に一定期間お試しし、合わなければ返金を受けることが可能です。

キルスイッチは搭載されていますか?

搭載されていません。
回線が不意に切れたときに通信を遮断する仕組みがないため、匿名性を最優先する用途には向いていません。

何台まで同時に接続できますか?

同時接続台数は無制限です。
家族全員の端末をまとめて保護できますが、複数台使う際は端末ごとに異なるサーバーへ接続すると安定します。

 

まとめ

【プロが解説!】12VPNの機能や特徴、評判を徹底的にレビュー!

12VPNは、VPNを初めて使う人や中国に滞在する人に照準を合わせたサービスです。

突出して優れているわけではありませんが、決して質の低いVPNでもありません。
「特定の用途をきちんとこなす」という割り切った設計が、この製品の個性になっています。

機能は少ないものの、Netflixの視聴や限定的なトレントといった基本はひととおり押さえられており、暗号化やリーク対策の土台も堅実です。
ライブチャットの欠如やサーバーの少なさから、プライバシーを徹底的に追求する上級者には物足りないでしょう。

それでも、しっかりした基礎の上に成り立っているサービスであることは間違いなく、用途が合致する人にとっては十分に頼れる一本です。
自分が何を求めてVPNを契約するのか、その目的を明確にしたうえで選べば、後悔の少ない選択になるはずです。

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