こんな方におすすめ
- NordVPN, Surfshark, ExpressVPNでどれがオススメか知りたい
- 接続スピードの速いVPNを知りたい
- Netflixで本当に使えるVPNを知りたい
- お得にVPNを利用したい
NordVPN、Surfshark、ExpressVPN。
コンシューマー向けVPNのシェアにおいて、これら3社が業界TOPを常に独占している形となっています。
今回は、忖度なしで3社を徹底比較!
果たして、本当に優れているのはどのVPNなのか?
検証比較結果を確認していきましょう!
●結果発表のクイックレビュー
NordVPN | Surfshark | ExpressVPN | |
接続スピード | ★★★ | ★★ | ★ |
価格プラン | ★★ | ★★★ | ★ |
セキュリティ | ★★★ | ★★★ | ★★★ |
プライバシー | ★★★ | ★★ | ★ |
対応デバイス | ★★★ | ★★★ | ★★★ |
ストリーミング | ★★★ | ★★ | ★★ |
中国での利用 | ★★★ | ★★★ | ★★★ |
カスタマーサポート | ★★★ | ★★ | ★★★ |
トータルスコア | ★ x 24 | ★ x 20 | ★ x 17 |
検証1. 接続スピード
接続スピードに関しては、3社とも業界ではトップクラスとなっています。
ただ、接続スピードを高速化するためのアプローチはそれぞれ異なります。
NordVPNは、オープンソースのWireGuardに基づく独自のNordLynxトンネリングプロトコルを使用しており、ExpressVPNもLightwayと呼ばれる独自のプロトコルを開発・採用しています。
一方、Surfsharkは独自のプロトコルではなく、WireGuardを使用してる形となっています。
では、スピードテストの結果を見てみましょう!
平均スピード比較
調査期間 - 2022/11/1 〜 2022/11/14 -
NordVPN | Surfshark | ExpressVPN | |
サーバー①(アメリカ) | |||
ダウンロードスピード | 1,635 Mbps | 1,131 Mbps | 188 Mbps |
アップロードスピード | 1,642 Mbps | 1,197 Mbps | 409 Mbps |
サーバー②(イギリス) | |||
ダウンロードスピード | 1,270 Mbps | 655 Mbps | 119 Mbps |
アップロードスピード | 1,155 Mbps | 563 Mbps | 288 Mbps |
サーバー③(ドイツ) | |||
ダウンロードスピード | 732 Mbps | 483 Mbps | 218 Mbps |
アップロードスピード | 1,081 Mbps | 758 Mbps | 480 Mbps |
スピードテストの結果からもわかる通り、Nord VPNが圧倒的に速いスピードを記録しています。
SurfsharkもNordVPNに次いで健闘していますが、まだまだ王者の背中は遠い模様。
ExpressVPNに関しては他2社よりも少し遅れを取っているという印象ですね。
検証2. ロケーション/ サーバー数
ロケーション数 | サーバー数 | |
Nord VPN | 60カ国+ | 5,1000+ |
Surfshark | 65カ国+ | 3,200+ |
Express VPN | 94カ国+ | 3,000+ |
ロケーションに関してはExpressVPNが圧倒的1位を獲得。
サーバー数に関しては、NordVPNが1位という結果になっています。
ただ、特質すべき点は仮想サーバーの有無。
ExpressVPNとSurfsharkがいくつか仮想サーバーを使用しているのに対し、NordVPNは仮想ロケーションが0となっています。
(※NordVPNは物理サーバーを使用しているということ)
仮想サーバーはセキュリティ面でメリットを発揮しますが、接続先のIPが欲しい時などには少し不便。
例えば、アメリカ経由の仮想サーバーであるアルゼンチンサーバーに接続した際、アメリカのIPアドレスを取得する形になってしまいます。
検証3. 料金プラン
月額料金に関しても、3社異なるプラン・金額となっています。
コストパフォーマンスが一番高いのはSurfshark。NordVPNはその中間。ExpressVPNが一番高価な価格帯となっています。
ただ、3社とも30日間全額返金保証に対応しているので、万が一満足できなかった場合も安心ですね。
NordVPN
-
1ヶ月プラン:月額 1,256円
-
1年プラン:月額 517円
-
2年プラン:月額 380円 (期間限定68%OFF!)
3社の中で、中間の料金体系となっているNordVPN。
支払い方法に関しては、クレジットカード、Google Pay、Amazon Pay、ACH転送、銀聯、または暗号通貨での決済も可能となっています。
また、+70ドルで専用IPを購入することもできます。
※5つの場所(米国、英国、フランス、ドイツ、オランダ)から選択
Surfshark
- 1ヶ月プラン: 月額 1,347円〜
- 6ヶ月プラン: 月額 675円〜
- 2年プラン (+3ヶ月無料): 月額 272円〜
3社の中で最もリーズナブルな月額料金となっているSurfshark。
最新のウイルス保護対策パッケージ・SurfsharkOneもオプション追加で利用可能。
支払い方法も豊富で、クレジットカード、PayPal、Sofort、Google Pay、Amazon Pay、Giropay、WebMoney、暗号通貨などに対応しています。
ExpressVPN
1ヶ月プラン:月額$12.95(約1,340円)
6ヶ月プラ: 月額 $9.99(約1,030円)
1年プラン:月額 $6.67(約690円)
3社の中で、最も月額料金が高いのがExpressVPN。
目立ったオプション機能はありませんが、決済方法はクレジットカード、PayPal、ビットコイン、Paymentwallなどに対応しています。
検証4. セキュリティ
VPNの肝とも言える、セキュリティ。
セキュリティ面に関しては、やはりトップを走る3社とも様々な状況を想定した機能を兼ね備えています。
なお、3社とも共通している機能は下記の通り
- AES-256暗号化技術
- WebRTC, DNS, IPV6 漏えい防止機能
- キルスイッチ
- スプリットトンネリング
- ステルスVPN
では、それぞれで利用可能なセキュリティ機能に関して、詳しく見ていきましょう。
(機能名称が異なるだけで内容はほぼ同じ、というものも一部ございます)
NordVPN
1.難読化サーバー(ステルスVPN)••• これらのサーバーに接続することで、DPI(ディープパケットインスペクション)やその他のインターネット検閲措置を回避することが可能になります。
2.ダブルVPN(マルチホップ)•••状況によっては、単一サーバーによる暗号化では不十分な場合があります。
その場合、ダブルVPNを利用すれば複数のVPNサーバーを介し、接続をより強固に守ることが可能。
ただ、通常回線よりも速度は遅くなりがちという弊害があります。
3. CyberSec••• Webを閲覧していると、直前に見ていた商品やサイトの関連広告で溢れかえることがありますね。(Cookieやその他のオンライントラッカーが原因)。この機能を利用すれば、煩わしい広告を完全にカット!その他、悪意のある広告やフィッシングドメインを見えないようにしてくれます。
4. Onion over VPN•••Torネットワークを利用する際にオススメ。(プライバシーを極限まで秘匿にしたい方向け)
Surfshark
1.CleanWeb••• この機能を使うことで、煩わしい広告、トラッカー、マルウェアを完全排除。快適なインターネット生活を送ることができます。
2.マルチホップ(ダブルVPN)•••状況によっては、単一サーバーによる暗号化では不十分な場合があります。
その場合、ダブルVPNを利用すれば複数のVPNサーバーを介し、接続をより強固に守ることが可能。
ただ、通常回線よりも速度は遅くなりがちという弊害があります。
3. NoBordersモード•••名前の通り、この機能はインターネット内の”デジタルボーダー”を破壊。
すなわち、中国等でのオンライン検閲を逃れることが可能です。
4. カモフラージュモード•••NoBorderモードと同様。この機能はOpenVPNトンネリングプロトコルを使用しているときに自動的に有効になります。
5. Surfshark One•••データ侵害に対するアラートをしてくれる最新のセキュリティオプション。
プライベート検索エンジンやウイルスからの保護といった機能も含まれています。
ExpressVPN
1.ポートフォワーディング••• 優れたP2Pパフォーマンスを提供す流ための機能。
2.ステルスサーバー••• これらのサーバーに接続することで、DPI(ディープパケットインスペクション)やその他のインターネット検閲措置を回避するたことが可能になります。
3. Zero-knowledge DNS••• 暗号化されたDNSサーバーを通すことでハイレベルなプライバシー確保され、Webクエリを非表示にしてくれます。
検証5. プライバシー
NordVPN | Surfshark | ExpressVPN | |
本拠地 | パナマ | オランダ | イギリス領ヴァージン諸島 |
No-Logポリシー | あり(+独立監査) | あり | あり(+第三者機関による監査) |
VPNプロバイダーを検討する上で、プライバシーへの配慮という点も非常に重要。
NordVPNは”秘密の要塞”として知られている国・パナマに拠点を置いており、NoLogポリシーに関してもPwCスイスによる独立監査を完了しています。
Surfsharkの本拠地はオランダ。
オランダといえば、情報共有同盟である14アイズのメンバーではありますが、サーバーインフラとブラウザ拡張機能においてはサードパーティの監査を完了済みです。
ExpressVPNは英領バージン諸島に拠点を置いています。
PwCによる監査が完了しているExpressVPNですが、実際に”No-Logであることが証明されたエピソード”を持っています。
ある事件の捜査のためにトルコ当局が一部のサーバーを押収。調査に利用しようとしましたが、利用できそうな情報が一切なかったそうです。
しかし残念なことに、ExpressVPNの最高情報責任者(CIO)であるDaniel Gerickeがサイバースパイ活動を行い、米国のハッキング法に違反したとして罰金を科され、今までの信頼性が損なわれています。
さらに、過去にアドウェアを配布したことで有名なKape Technologiesが近年ExpressVPNを買収。
検証6. 対応デバイス
一番重要なポイントは、みなさんが一番利用するデバイスに対応しているかどうかとなります。
幸い、3社すべてがWindows、Mac、Android、iOS、およびLinux等の主要デバイスに対応しています。
また、AndroidTVやAmazonFire TVStickなどのストリーミングデバイスでも利用可能で、ChromeやFirefoxブラウザでの拡張機能も利用することが可能です。
ただ、ルーターに対応しているのはExpressVPNのみとなるので、その点は注意しましょう。
また、同時接続可能デバイス制限も気にしておきたいところ。
NordVPNの同時接続可能デバイス数が最大6デバイスとなっているのに対し、Surfsharkはなんと無制限!
何台でも同時に使うことが可能です。
ExpressVPNは最大接続可能デバイス数5と一番少なくはなっていますが、ルーターを活用すれば接続可能デバイスを無限にすることも実質可能です。
(デバイスにVPNをインストールせず、ルーターにVPNを通してその回線をデバイスで使うようにすれば可能)※対応ルーターに限ります
検証7. ストリーミング
Netflixやアマプラ、HuluやHBO Maxなど、主要ストリーミングサービスでの利用ができるかどうかという点も、VPN選びにおいて非常に重要です。
ここはさすがVPN御三家。
3社ともにNetflixで利用することができ、海外Netflixを楽しむことが可能です。
Netflixは定期的にVPN対策を行っており、VPNの使用ができなくなることもあるので注意が必要。
ただ、対策がされた場合でも、NordVPNの対策回避の速さは非常に優秀。
その他のストリーミングサービスに関しては、それぞれ3社ともBBC iPlayer、Amazon Prime Video、HBO Maxなどのプラットフォームにも対応しています。
しかしながら、SurfsharkやExpressVPNでは弾かれることも。。。
特にアジア系(WavveやTving)で利用する場合は、NordVPN一択となっています。
●ストリーミング別オススメVPNはコチラ
検証8. 中国での利用
中国とロシアはオンライン監視と検閲で有名ですよね。
滞在中の不安・不便を取り除くためにもVPNの利用はマスト!
ステルスVPN等の機能を利用することで、検閲を回避することが可能になります。
NordVPNでは、難読化サーバーもしくはOnion overVPNの利用が可能。
難読化サーバーを使うことで、VPNを使用していること自体もバレないように隠し、制限なしのインターネットを楽しめます。
一方、Onion over VPNでは、Torネットワークを利用した秘匿性の高いインターネットが利用可能。
Surfsharkでは、カモフラージュモードとNoBordersモードの2つのオプションがあります。
OpenVPNトンネリングプロトコルを使用している場合は、カモフラージュモードが自動的に有効になります。
一方、NoBordersは設定メニューで有効にする必要があるので、検閲の多い場所に入った際はONにしておきましょう。
ExpressVPNでは、ステルスサーバーを使用します。
ステルスサーバーは非常に賢い機能なので、ネットワーク上でVPN対策が検出されると自動的に有効になるようになっています。
注意
中国の状況は絶えず変化している点から、突然機能しなくなる可能性あります。
渡航前に情報を確認しておきましょう。
検証9. カスタマーサポート
どんなにサービスが優れていても、困った時に質問できないと困りますよね。
3社ともに24時間体制のライブチャット機能が利用でき、メールでの問い合わせにも対応。
公式サイト上でのヘルプページも充実しています。
ただ、Surfsharkに関しては、一部日本語未対応な部分があるため注意が必要です。
3社の中では、ExpressVPNが最も日本語に対応しているため、日本人ユーザーにとってありがたい存在ですね。
結果発表
NordVPN | Surfshark | ExpressVPN | |
接続スピード | ★★★ | ★★ | ★ |
価格プラン | ★★ | ★★★ | ★ |
セキュリティ | ★★★ | ★★★ | ★★★ |
プライバシー | ★★★ | ★★ | ★ |
対応デバイス | ★★★ | ★★★ | ★★★ |
ストリーミング | ★★★ | ★★ | ★★ |
中国での利用 | ★★★ | ★★★ | ★★★ |
カスタマーサポート | ★★★ | ★★ | ★★★ |
トータルスコア | ★ x 24 | ★ x 20 | ★ x 17 |
今回の比較調査では、3社の中でも圧倒的な強さを見せつけたNordVPNが勝者となりました!
接続スピードやプライバシー、ストリーミングでの利用など、あらゆる面において優れたパフォーマンスを発揮してくれます。
Surfsharkはコスト面で一番優れており、強力なVPNであることには間違いありませんが、スピードやストリーミング面ではまだまだ改善の余地がありそうです。
ExpressVPNに関しては、スピード・プライバシー等で懸念材料が多く、他の2社に比べてやや見劣りが見られます。
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VPN選びに迷っていた方・乗り換えを検討していた方にとって、この記事が参考になれば幸いです♪
オススメVPN | 月額料金 | オススメ度 | |
1. |
NordVPN | 月額380円〜 (30日間全額返金保証) |
9.5 |
2. |
SurfsharkVPN | 月額230円〜 (30日間全額返金保証) |
9.2 |
3. |
ExpressVPN | 月額865円〜 (30日間全額返金保証) |
9.1 |
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